子どもの持って生まれた能力を最大限に伸ばしたいママへ
あなたは、子ども持って生まれた能力を最大限に生かしてあげれていないのではないか?と悩んではいませんか?
この記事を読むことで、子どもの持って生まれた能力て何?
才能には、伸ばし方があることが、少しでもわかれば嬉しいです。
子どもは『天才』で生まれる
すべての子どもは、天才で生まれてきます!とは、言っても中身がつまって生まれてくるのではなくて、脳は、真っ白なキャンパスということです。
このように、脳は丸く見えますが、実は、脳を広げると大きな1枚の新聞紙のようになります。そうです、つながっているのです。そして、生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、真っ白で、な~んにも、書かれていないのです。
この真っ白なキャンパスに、あなたは何を書きますか?
8つの発達段階と発達課題とは
まずは、発達には段階があり、テーマによって課題がある事を知りましょう。
エリクソンとは、心理社会的発達理論において人の発達を8つの段階に区分し、各段階に発達課題と課題がポジティブに解決された場合に獲得されるものを設定した心理学者です。
エリクソンによれば、人間の成長は下記の8段階に分けて考えられると言います。
1:乳児期
2:幼児期
3:遊戯期
4:学童期
5:思春期・青年期
6:成人期
7:壮年期
8:老年期
エリク・H・エリクソンが提唱した発達課題の各段階とその心理的側面は、以下のとおりである。左記が成功、右記が不成功した場合である
表①
年齢 | 時期 | 導かれる要素 | 心理的課題 | 主な関係性 | 存在しうる質問 | 例 |
0–2 歳 | 乳児期 | 希望 | 基本的信頼 vs. 不信 | 母親 | 世界を信じることは出来るか? | 授乳、愛着 |
2–4 歳 | 幼児前期 | 意思 | 自律性 vs. 恥、疑惑 | 両親 | 私は私でよいのか? | トイレトレーニング、更衣の自律 |
4–5 歳 | 幼児後期 | 目的 | 積極性 vs. 罪悪感 | 家族 | 動き、移動し、行為を行ってよいか? | 探検、道具の使用、芸術表現 |
5–12 歳 | 児童期 | 有能感 | 勤勉性 vs. 劣等感 | 地域、学校 | 人々とものの存在する世界で自己成就できるか? | 学校、スポーツ、仲間意識 |
13–19 歳 | 青年期 | 青年期 | 同一性 vs. 同一性の拡散 | 仲間 | ロールモデル 私は誰か? 誰でいられるか? | 社会的関係、学業 |
20–39 歳 | 初期成年期 | 愛 | 親密性 vs. 孤独 | 友だち、パートナー | 愛することが出来るか? | 仕事、恋愛関係 、育児 |
40–64 歳 | 成年期 | 世話 | 生殖 vs. 自己吸収 | 生殖 vs. 自己吸収 | 私は自分の人生をあてにできるか? | 管理職、子供の自立 |
65歳 – | 成熟期 | 賢さ | 自己統合 vs. 絶望 | 人類 | 私は私でいてよかったか? | 人生の反響 、終活 |
このライフサイクル論では、各段階において、プラスの力(発達課題)とネガティブな力(危機)が対(vs)になっており、その両方の関係性が人として発達していくのに大きく影響するとされています。なので、プラスの面だけ習得する、ネガティブな面だけ習得するということではなく、ネガティブな力を克服することでプラスの力にもなり得るし、プラスの力は各段階以降に取得することも可能だとエリクソンは説いています。
エリクソンの場合、必ずしも成功のみが賞賛されているわけではなく、不成功もそれなりに経験する必要性もあるとされている。両者の統合したものが正常な成長に寄与する。また前段階の発達課題は次段階の発達段階の基礎となるので、エリクソンの発達課題からなるライフサイクルはピラミッド型でよく表される。
発達課題とは、言い換えれば人間が成長していく上には、乗り越えるべき段階(テーマ)があるといえるでしょう。
0歳~3歳の乗り越えるべきテーマとは
表①にあるように、乗り越えるべきテーマが各段階にあります。
そして、乗り越えるべきテーマの
第1段階は、0歳~1歳6か月、母親と授乳を介して信頼か不振の獲得、世界を信じるか否かの形成であるということ。
母親との授乳を介して、おっぱいがうまく飲めるようになることで自身になり、母親との信頼関係の形成から、世界とのつながりへと広がることを学習していきます。
第2段階は、1歳6か月~3歳、両親との関係を介して、私は私で良いのかの形成、トイレトレーニングによって、自立心と恥の獲得であるとあります。
母親との関係から、両親へと成長していきます。母指分離もこの時期に値します。例えて言うならオムツが外れることは自立の一歩となります。
何気なく授乳している、いつまで授乳するのかわからない、おむつがなかなか外れない、うんちだけオムツでするなど…これは、まだ、乗り越えるべき発達段階の途中ということですね。
乗り越えるべき課題を乗り越えることは成長です!
環境ときっかけ
親は、環境を整えてあげること、子どもが何を考え、何を求めているのか理解できていることが大切になります。けれど、何を考えているか、何を求めているか、一生わからないかも知れません。それでも、わかろうと求め続けていくことがたいせつなことなのかもしれません。
環境設定について、マリア・モンテッソーリは、授乳する場所、おむつを替える場所、遊びところ決めることを教えています。分けることで、今から、おむつを替えるんだな、今からご飯なのかと、子ども達に教えるためですね。また、おもちゃ(教具)の配置の仕方も教えています。
脳は否定語がわからない
子育ては誰も教えてくれません。私達大人は、自分が育てられたように育てるのものです。それは、自分が教えられてきたことが身体に、染みついているからです。子ども達もそうです。最初に教えられたことを学習します。
あなたが、もし、自分が育てられた環境に不満があるのなら、子育てを学ぶことをオススメします。
あなたは、子ども達の真っ白なキャンパスに、何を描きますか?
例えば、
『泣かないで』
『こぼさないようにね』
『ケンカはしないでよ』
『負けないでね』
『怖かったでしょう』
こういった言葉は、知らず知らずに使い、子ども達のキャンパスに埋め尽くされてしまいます。
私の目の前で見たことがあります。それは、1歳3か月のお子様が、急に泣き出したときに、付き添いできていたおばあちゃんが、『どうしたの、なんか怖いことでも思い出したの』と言って抱きかかえたところを…
『脳は否定語がわからない』
右脳の80%は3歳までに決まります。右脳の役割はなんですか?そうです!『想像する脳』ですよね!
右脳は、すべてを想像するのです。この能力があるからこそ、あえてあるからこそと言いますね。想像してくれるからこそ、脳は(記憶)覚えていくのです。
これこそが、生まれ持った能力なのです。
『怖いことを思い出したの』と言ってしまうと『怖いこと』とはどんなことなのか?と、脳は想像してしまうということです。
こちらのおばあちゃんも、言っていることをわかってはいないと思います。ただ、自分もそう育てられてきたのでしょう。ある意味お気の毒なのかもしれません!
本当に、子ども達の真っ白なキャンパスに何を描きたいですか?
まとめ
子ども達は、私達親の環境化の元育っていきます。そして、親の役割は、お世話をすることではなく、発達の課題を乗り越えられるよう援助をする事なのです。環境を整え、伝えたいメッセージのみを伝える!脳を満たす!これが大切なのです。